介護の仕事にも正社員から派遣、パートとその雇用形態も様々だ。中でも非正規社員の多くは主婦層であり、家庭と両立しながら介護の仕事を行っている。
非正規社員として働く場合、まず、自分がどういったスタイルで働きたいか具体的にイメージすることが大切だ。
一般的な介護施設、例えば老人ホームで働く場合、24時間体制で介護を行っていれば、スタッフも夜勤がつきものになってくる。特にパートの場合はシフト制や交代制で勤務していくことになるので、正社員と変わらず夜勤もこなしていかなければいけない。もちろん、夜勤には特別手当がつくため、給与面を重視するならパートがお勧めだと言える。
だが、日勤と夜勤を繰り返すスタイルは体力的にも精神的にも大きな負担が来るため、体調を崩して離職するケースも少なくない。家庭としっかり両立しながら、余裕を持った働き方がしたいと考える方にはパートよりも派遣がお勧めだ。というのも、パートの雇用主が介護施設であるのと違い、派遣会社が雇用主となるため、事前に自分の希望条件をしっかり通すことができるからだ。
会社と介護施設は信頼関係で成り立つため、契約事項を破ることもなく、自分の希望条件のまま働くことができる。例えば、一日6時間勤務にしたい場合、日勤で扶養内で働きたい場合、夜勤は避けたい場合など、しっかりと条件を守ってもらうことができるだろう。そうした意味から家庭との両立がよりしやすいことが伺える。
また、休みの取り方も主婦は慎重に考えるべき部分だ。その点、派遣なら土日休み・平日休みなどしっかり決められるため、うまく両立できるだろう。子供がまだ小さく、小学校に通っている内は必然的に土日休みで家で面倒を見る必要があるが、子供がある程度大きく成長したなら、平日休みに変更しても良いだろう。
休み次第で家族との過ごし方や自分の心持ちも大きく左右される。自分に合った働き方を実現するためにも、土日休みと平日休みの違いは把握しておいた方がいいだろう。
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